一、

坊や　よい子だ　ねんねしな
いまも昔も　かわりなく
母のめぐみの　子守唄
遠いむかしの　物語り

二、

夢をたぐれば　ほろほろと
花もほころぶ　かぐや姫
人のなさけが　しあわせを
そっと運んだ　笠地蔵(ｶｻｼﾞｿﾞｳ)

三、

一寸法師(ｲｯｽﾝﾎﾞｳｼ)は　どこにいる
ぼくもわたしも　鬼退治(ｵﾆﾀｲｼﾞ)
勇気りんりん　手をつなぎ
正義(ｾｲｷﾞ)のための　桃太郎(ﾓﾓﾀﾛｳ)

四、

鶴(ﾂﾙ)のまことの　恩返(ｵﾝｶﾞｴ)し
たぬき分福(ﾌﾞﾝﾌﾞｸ)　茶をわかし
うさぎ小亀(ｺｶﾞﾒ)と　かけっくら
空じゃ天女(ﾃﾝﾆｮ)が　舞(ﾏｲ)を舞う

五、

坊や　よい子だ　おっきしな
舌(ｼﾀ)切り雀(ｽｽﾞﾒ)が　飛んできた
あれは花咲か　お爺(ｼﾞｲ)さん
あれは浦島(ｳﾗｼﾏ)　玉手箱(ﾀﾏﾃﾊﾞｺ)
遠い　むかしの　物語り